今年1年よろしくお願いいたします。

 


PTA会長 平岡哲也


   平成15年度新学期は戦争で始まってしまいました。子どもの親として、戦争のない世界を願わない親はいないと思います。しかし今回の戦争の起きた原因を説明できる親は少ないでしょう、また今回のような戦争をなくするためにはどうしたらよいか子どもに教えることのできる親も少ないと思います。世界のみならず日本国内の閉塞感もいっこうに回復する予兆が見えてきません。子どものみならず親もどちらへ向かって進めばよいのかわからない現在において、PTAのあり方に正解はありません。自分たちで問題点をみつけ、みんなで考え、みんなで話し合い、これが最良と思う道を進むほかありません。PTAにマニュアルはありません。マクドナルドのマニュアルを暗記すれば、3日で一人前の店員になれるそうです。しかしお客さんが本当に望んでいるサービスはマニュアルには書いてありません。暗記力だけでは伸びしろは短いのでしょう、自分で感じ、自分で考えなければ生き残っていけない時代になった証でしょうか。子どもたちに“生きる力をつける教育を”と文部科学省が提案していますが、我々PTAが生きる力を子どもたち見せていかなければならないのかもしれません。
   昨年度は浅野会長が資源回収の収入金の使い道に関して、“子どもたちに生の感動を”との熱い思いから吹奏楽と演劇鑑賞を行なっていただきました。子どもたちも吹奏楽と演劇鑑賞のために資源回収をがんばろうという気持ちも芽生えてきたようです。

   浅野会長が築かれた路線を周到しつつ、広く皆さんの声を聞かせていただいて、よりよいPTA活動を運営できれば幸いです。

至らない点も多々あるかと思いますが1年間よろしくお願いいたします。
 

もどる