いま 本校では・・・
武芸小学校 堀 満
時代や会社がどのように変化しようと、子ども達が、『思いやりのある子、たくましい子に育ってほしい、・・・・・・』この願いは、親さんも教師も同じだと思います。 ところが、急激に進む国際化、情報化、高齢化、少子化等の社会の様々な変化は、子ども達への意識や生活に大きな影響を及ぼしています。 ゆとりのない生活を送っていること、社会性が不足していること、規範意識が低下していること、肥満傾向や視力低下、体力や運動能力低下などがみられることです。 そこで、いかに社会が変化しようと時代を超えて変わらない価値あるものを、子ども達にしっかり身につけさせる必要があります。これからの学校では、学力を従来のように単なる知識量と捉えるのではなく、『自ら学び自ら考え実行する力』つまり『生きる力』と捉えた指導が重要になってきます。
とわいえ、子ども達が、『生きる力』を育てる基盤として、一定の基礎的・基本的知識や技能を身につけることを欠かすことはできません。本校では、子ども達に基礎的・基本的知識や技能を修得させるために、二人の教師が協力しながら指導するティームティーチングや、学級を二つに分けて少人数グループで学習する少人数指導をはじめました。
また、総合的な学習の時間(あおぎり活動:環境学習)で地域の環境を学習する過程をはじめ、他の教育活動の中で、子どものよい点や可能性、個性や特性を伸ばしていける指導を大切にして取り組んでいます。子どものよさを引き出すことにより、『生きる力』を育てていきたいと考えています。
受験用の学力ではなく、激しく変容する社会の中で『生きて働く力』を育てることこそが大切なことだと確信し、指導にあたっています。